「水草水槽を換水時に、水温調整を楽にする為に、湯沸器で温度調整した水を使っていた。水質については気にしてなかった。リセット後の水草の調子が良くならないので、水道水の導電率を計ってみたが、120μs/cmと低い。まさか?と思って湯の導電率を計ってみたら、まさかの250μs/cm!」
その頂いたコメントを今朝読んだ瞬間、
「!!」
と来まして、確認するために簡単な実験を行いました。
目的は、
- アクア用の導電率計は温度補償されていないことを確認する。
- 水温でどのくらい測定される導電率が変化するかを確認する。
ネットで調べてみたら、導電率は温度で変化するのは間違いないようで、通常は25℃での導電率に換算(補正)して表示するみたいです。
ちなみにうちで使っている導電率計の取説には、温度補償のことは書かれていません。測定可能水温が0~50℃となってますが、温度で導電率が変わることも書かれていません。
実験装置はこんな感じで(笑)
湯沸かし器から入れたお湯(水)の温度とその時の導電率を記録します。
測定する温度の範囲は、40℃あたりから、水道水の水温(10℃くらい?)までとしました。
いざ、測定開始。
スタート温度は、39℃。この時の導電率は220μS/cmでした。
温度が下がるのをじっと待ちます(笑)
35℃では、180μS/cm。急に下がりました。
さて、測定した結果は以下のようになりました。
39℃ 220μS/cm
35℃ 180μS/cm
30℃ 170μS/cm
25℃ 160μS/cm(飼育水の水温くらい)
20℃ 150μS/cm
15℃ 150μS/cm
10℃ 140μS/cm
なるほど、すっきりです。水温が高いと測定される導電率も高くなるわけです。
一般の導電率計では2% /℃で温度補償して25℃の導電率の推定値を出力しているとのこと(出典はこちら)。
確かにそんな感じの結果になってます。0μS/cmの水だと、加温しても変わらず0μS/cmと測定されるのも分かります。
ということで、ささいな事ですが、これからはこのデータをベースにして導電率の水を調製していくことにします。
ほほう、お見事!
返信削除だから、ghに影響がないのか、、、
なるほど、ということは換え水作る時も温度を考慮するべきですね。いや、それは危険か、、、。
病気になっちゃう
ともかく、湯沸器は全く問題無さそうですね。
確かにヒーターでEC上がっちゃうなら、ヒーター入った水槽に使えないですが、んなことおかしいですもんね。
勉強になりました
こりゃ一本取られましたな
こんにちは、TKs-aquaです。
返信削除ようやくコメントできました^^
なかなか時間がとれなくて・・・
もっと早くコメントしようと思ったのですが^^;
この間はNature Garden様にてお世話になりました。
ボクはまだまだお話の中で???な事がありましたが^^;
また色々とお話きかせてくださいね。
なかなかお会いできないですけど・・・(;;)
興味深い実験してらっしゃいますね!
すごい勉強になります!
ごめすさんの記事は勉強になる事もいっぱいですので
今後も楽しみに拝見させていただきますね^^
またたまにコメしますのでよろしくお願いします。
神田さん
返信削除どもです。神田さんのコメがなかったら気づかないとこでした。ヒントをいただけて感謝です。
しかしこの実験の結果から、水草の調子がよくならない原因が「お湯の導電率が高い」からではないと分かってしまいました・・・。25℃では160μS/cmですから、普通ですもんね。
とりあえず、イオン交換樹脂で50μS/cmまで下げた水で換水して、飼育水の導電率を200μS/cm以下まで下げました。そうしたら、水草から気泡が出るようになりました。GHとKHはまだ計ってないですが、うちの大磯水槽では導電率は200μS/cm以下の方がいいようです。
TKs-aquaさん
返信削除先日はNature Gardenさんでお世話になり、ありがとうございました。
わたしと神田さんの話しの内容はかなり病気だと思います。すみません(笑)
TKs-aquaさんも水質とか水草の様子をじっくり観察するのが楽しくなってこられたとのことでしたので(よね?)、またみなさんと一緒に色々お話ししていきましょう。
そうして水草の調子を100%に近づけて行ければいいと思います。
これからもよろしくお願いいたします。